ストレスや不安をやわらげるヨガの5つの教え

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新しく出会った人に私がヨガをしていると話すと「へぇ、じゃあ怒ったり泣いたり、心が乱れることがないんだろうね」と言われることがあります。

ヨガをしているからと言って、いつも心が平和なわけではありません。私は一日のうちに怒ることもあれば、大きな不安に襲われることもあります。みんなと同じように会議やクラス、家事に追われて時間の足りない毎日を送っています。

高校生の時に初めてパニックアタックを経験して以来、震え、動機や恐怖と向き合わなければならない日々でした。その度に母にも相談してきました。病院で不安症やパニック障害の治療を受けることを考えたこともありますが、私は他の方法で乗り越えました。(もちろん治療で救われたという人も沢山いるのは知っています)

ヨガを始めて数年で恐怖感、ストレスや不安というものを前よりずっと上手く扱えるようになりました。私にとってヨガはセルフメディケーションです。ヨガの教えが私の心を落ち着け、より平和な生活を送る手助けになると気づいたのです。その効果はマットの上にいる時だけではなく、マットからおりた後も続きます。

1. この瞬間に在ること

恐怖の根源はいつも将来です。将来といっても今後のキャリアや貯蓄のような大きい将来像だけではなく、目の前の出来事や締切りのような間近の将来も含まれます。予定の飛行機に間に合うかな?次のプレゼンで言葉に詰まっちゃったらどうしよう…とか。

事前に計画をたてることはもちろん大事。でも今すべきことを諦めてまで悩まないでいいや、と思うようになりました。ストレスのもととなっている明日の予定は、今のあなたにコントロールできることではないかもしれません。明日のことは明日、と割り切るようにしています。

それでも今日すべきことが手につかず、明日の不安ばかりが頭を支配しているときがあります。これに気づいた時、私は「いまこの瞬間に集中しよう」と自分に言い聞かせるようにしています。いま自分がしていることは何なのか、いま私は誰といるのか。明日どうするかのストレスは抱えないこと。一日一日に集中すればそれでいいのです。

2. 身体の声を聞く

私達の身体はとても賢く、ちゃんと扱われていないとそれに気づきます。ストレスや不安で睡眠不足になったり、昼食をとる時間がないからジャンクフードを体につめ込んだりしていませんか。

体はこれに気づいています。あなたがどう身体を扱っているかの日記をつけているかのように、すぐに目に見える変化がないとしても、必ず肌がたるんできたり目の輝きがなくなってきたりするのです。ひどい場合はストレスで胃腸障害などの痛みを伴う症状が現れたり、パニックアタックに襲われることもあります。私も以前は眠れないことがよくあり、目の下にできた濃いクマを毎日コンシーラーで隠していたものです。

しかし私は身体がサインを送ってきているのに気づきました。だからその声を聞いてあげることにしました。外に出て風に当たりたいな、と思った時はそうしてあげるべきだし、もう少し寝たいと思うならその時間をつくるようにしました。もちろん仕事や責任があるから難しいときもあるでしょう。でも仕事や生活の質が良くても、体の調子が悪ければ何の意味もありません。自分の体の世話をすることは人としての責任のひとつです。時にこれが最優先事項にもなることもあるのです。

3. 周りを気にするのをやめる

今も昔も、私の一番のストレスは他人の目。他人がどう思うかは、私にはコントロールできないことです。自分の周りのみんなを思いやったり、気を遣ってあげることも大事。でも他人は他人、だれにでも個人の選択肢がある、と肩の力を抜くことも大事です。

私が若い頃、よく父が「他人が間違いを犯すのをただ黙って見守るべき時もあるんだよ」と言っていたのを覚えています。自分が良いと思う選択がいつも他人に理解されるわけではありませんし、自分の周りにいる全員を喜ばせようと頑張る必要もありません。あなたの選択が皆んなの賛同を得ないこともあるでしょう。でもそれがあなたにとって正しい選択なら、その選択は間違っていないのです。

4. 呼吸する

私がパニック障害をもっていたので、母はそんな私を落ち着かせるのがすっかり得意になりました。一番シンプルで、でも一番効果があったのは「エイミー、呼吸をして」という母の言葉。母がそう言ってくれるだけで私は落ち着きましたし、次第にまわりが見えてくるような感じがしました。

ヨガでは呼吸を学びます。筋肉に酸素を送ることでストレッチさせコンディションを整えます。これは筋肉だけじゃなく、私たちの頭にも共通します。明確な頭で考えるには酸素が必要です。頭がいっぱいいっぱいになっていると感じる時は呼吸を整えてみてください。呼吸のカウントに集中して、瞑想します。身体を落ち着かせることをすれば、自然と心も落ち着いていきます。

5. バランスをとる

ヨガのバランスポーズをするとき、あなたは何を考えていますか?例えばガルーダーサナ(鷲のポーズ)をしているとき、私は何を考えているでしょう。少なくとも「今日はこれしなきゃ、あれしなきゃ」ということや、明日の会議のことではありません。バランスが崩れて倒れてしまわないように壁の一点を見つめている、ただそれだけです。

不安な気持ちをどうしても落ち着けることができないときは、鷲のポーズ、ヴリクシャーサナ (木のポーズ)、ナタラージャーサナ(踊りの神のポーズ)など、あなたの好きなバランスポーズをとってみてください。(訳:中山葉月

“5 Yogi Principles For Coping With Stress And Anxiety.” AMY LEONARD.DOYOUYOGA.

http://www.doyouyoga.com/5-yogi-principles-for-coping-with-stress-and-anxiety/

中山葉月 | ヨガ翻訳・通訳者 ヨガインストラクター
ハワイとカリフォルニアでの留学後、翻訳者となり契約書、マニュアル、ビザ申請書類などの翻訳を行う。ヨガ好きが高じて全米ヨガアライアンス認定資格を取得。福岡にて英語でヨガを教えるコミュニティーAUMAU YOGAのヨガインストラクター兼マネージャーを務める。バリ島で開催されるヨガアライアンスインストラクター養成コースの日本語通訳を担当。Pre + Post Natal + Children’s Yoga + Teen(産前産後ヨガ・子供、ティーンヨガ)トレーニング修了。ヨガ関連記事やテキストの翻訳経験多数。

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